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ギツクリ腰さえ治ればいいと思って来たMRTで、仕事・日常生活にまで顕れた変化

  • ( 男性 匿名)
  • 掲載日:2010.06.29

◆MRTに通われるようになったキッカケは何ですか?

 もともとは、腰痛でMRTに来ました。何度かギックリ腰になって、医者からは「椎間板ヘルニアのようになっている」と言われました。

 仕事柄、早出、残業も当たり前で、休日も少ないですから、やはり身体に無理をしてきたのだと思います。でもその分、収入は良かったのです。

 そうすると世間的には評価されるわけです。"あの人は根性がある"とか"働き者だ"とか思われますから。

 そうして無理を重ねてきて、1ヶ月に3回もギックリ腰になるようになった時点で、ようやく"これではダメだ"と痛感しました。それで以前から本を読んで知っていたMRTに来るようになりました。

◆ギックリ腰に関しては、どのような変化がありましたか?

 MRTに通い初めの頃は、物足りなさを感じました。

 実際に、MRTに通うようになっても、ギックリ腰になったことが3回あります。海外旅行の途中の船の中と、ホテルのお風呂の中でギックリ腰になった時は、さすがに辛かったですね。それで"MRTもあまり効かないかなあ"とも思ったのですが、通っているうちに、だんだんギックリ腰になる回数が減ってきました。

 そして、ギックリ腰になりそうな時に、あらかじめ自分でわかるようになってきたのです。腰の辺りが少し張るような感覚があって、"ここで無理をしたら、またギックリ腰になってしまうな"ということがわかるのです。そんな時は、1週間ぐらい無理をしないでいると治ってしまうのです。

◆ギックリ腰という症状を通して、何か理解されたことはありますか?

 治良を続けながら、内海先生のお話をお聞きしたり、月刊MRTを読んでいると、"ああ、自分の身体には今、必要があってこの状態を作っているのだ"ということがわかるようになりました。自分が無理をしているから、"このままではダメになるよ"と痛みを作って知らせてくれていたわけだなあと思います。

 今は、"仙骨を調整して、無理さえしなけれなおば必ず消える"と思っていますから、本当に無理をしないで、身体の要求することに従うようにしています。

 自分にとって、ギックリ腰という現象は、世間の評価を上げる方向に自分を仕向けていったら不自由になるということを、身体が知らせてくれたのだと感じています。

◆お仕事の方で顕れた変化についてお聞かせ下さい。

 まず、世間の常識にとらわれなくなってきました。私は芝生の庭園管現の仕事をしているのですが、今年の夏の状態というのは、いわゆる異常気象でしたよね。雨が降らない、気温が高い、日照時問が長いということは、芝生にとっても、管理している我々にとっても非常に辛いものです。

 もともと、広い芝生の庭園を維持するには、サイパンや台湾のようにスコールがよくある所は楽なわけです。そういう所であれば、適当に草でもむしっていればいいわけです。

 ところが、日本ではスコールがありませんので、夏は長時間、炎天下にさらされて、カラカラになってしまいます。

 そんな時でも、一般的には朝と夕方だけ水を撒けぱいいということになっています。園芸関係の本などにも、昼間の暑い時間帯に水を撒くのは、お湯を撒いているようなもので良くないと書かれているのです。

 私もこれまでは"本当は昼間でも水を撒いた方がいいだろう"と思いながらも、常識にとらわれて朝と夕方だけ水を撒いてきました。

 しかし、植物の身になってみると、当然、カラカラに乾燥したら水が欲しいわけです。

 ですから、常識にとらわれないで、自分の感覚に従って、昼間に水をたくさん撒くようにしたところ、一気に水を吸って元気を取り戻してきたのです。

◆中心感覚を仕事に活かされる中での変化はありますか?

 芝生の上に立ってみると、感覚的に、その芝生が元気なのかどうかわかるようになってきました。元気な植物というのは、たくさんの水を吸収して、太陽の光を浴ぴて、光合成を活発にしています。

 ですから、自分が管理をしている家の芝生が、朝、水撒きが足りなかったら、あまり元気がなくなっていることを感じますので、その日は多めに水を撒くようにしています。

 また、中心感覚を意識して、仕事中に腰に負担を掛けないことも心掛けています。芝生というのは、芽が伸ぴてくると見た目には一定の長さに見えるのですが、地面の下がデコポコになっていたり、固さにも変化があって、足を着いてみないとわかりません。ですから、目で見て歩いていると、結構、フラついて腰を痛めることがあります。

 ですから、足が地面に着いた時の感覚でとらえていかないといけません。それを中心感覚で感じるように心掛けていると、かなり安定して歩けるようになってきました。

◆日常生活では何か変化がありましたか?

 毎年2回、船で旅行に行っているのですが、そこでもゼロというものを知って良かったことがあります。

 船の中に4日間いると、3日目ぐらいまではそれぞれが殻に閉じこもってしまって、表情も硬く、全然、楽しんでいないわけです。毎年、私と同じツアーに参加している人もいるのですが、みんな高いお金を払って、お互いにツンツンしているわけです。

 それでみんな、船から降りる時に「最初の3日間がもったいないことをした」と言っているのです。

 私はもう、澄ましていても楽しくないから、"ダンスが下手なのに上手なふりをしよう"とか"上品ぷっておこう"なんていうことを考えないようになりました。

 波長の合う人も合わない人もいますが、とにかく気軽に誰とでもあいさつを交わして、上品ぷらないで楽しく会話をすることができるようになりました。

 ダンスパーティーが好きで船の旅をするのですが、他の場所では全然ダンスをしませんから、上手ではありません。でも、下手な人は下手なりに踊ればいいのですね。

 そこでも、"自分は下手だから、ちょっとあの方とは踊れないなあ"と思って、踊りたい人が目の前にいるのにジーッと我慢している人がたくさんいます。これでは"何の為にシルク100%のシャツを着てきたのだろう"という想いがずっと残ってノイローゼになってしまいますよ。(笑い)

◆他の部分での変化もあれば、お聞かせ下さい。

 以前から趣味で俳句の会に入っているのですが、そこでも感性が良くなってきたことを感じます。海を眺めても山を眺めても、自分の細胞が蘇るような気持ちになれるのです。例えば、グアムやサイパンに旅行に行った時、以前でしたら"ああ、こんなものか"だけで終わっていたのですが、今は"この海の青さは何て素晴らしいのだろう"とか"このハイビスカスの燃えるような真っ赤な花と、濃い緑の葉がとても美しい。そこに価値があるのだ"と深く感じるようになりました。ただ遊びに行って終わるのではなく、その場に自分の細胞が浸って喜ぴを感じることが好きになりました。

 また、俳句では、他人の作品でも良いものがあればすぐに吸収できるし、また手放すことも簡単にできるようになりました。

 地位でも名誉でも、それを掴んでしまうと手放せなくて不自由なだけですよね。何かを手放せなくなって固くなってしまうと、お酒も食事もおいしくないですからね。(笑い)今の自分は、稼ぎはたいしたことはなくても、どうにか食ぺていけて、自分の好きな船の旅もできて、そこで出会った見ず知らずの人々とダンスを楽しんだりもできます。

 MRTに通い始めて2年になるのですが、そういうこともこだわりなくできるようになって、細胞が快適で喜んでいる感じがします。

 月刊MRTは毎月読んでいても、内容はすぐに忘れてしまうのですが、段々、言葉ではないところで理解したものが、細胞に染み込んできた感じがします。

 最初は、ギックリ腰にさえならなければ、これに越したことはないと思っていましたが、今はゼロというものを知って、どこへ行っても、それぞれの場所に合った楽しみ方ができるようになりました。これもゼロというものを知ったおかげだと感じています。

◆最後になりますが、今後もMRTを続けていかれる上で、何か目指しているものがありましたらお聞かせ下さい。

 今、一つの目標があります。小さなクルーザーを持っているのですが、ここ3~4年、丘の上に放りっぱなしにしてあるのです。腰痛で、揺れる船の上でイカリを手繰ることができなくなったからです。

 ですから、ずっと乗っていないのですが、このまま調子が良くなっていけば、数年後にはもう一度、イカリを手繰れるようになるだろうと思っています。年齢的には、その頃はもう定年になりますが、もう一度クルーザーを海に浮かぺて、伊豆の海を突っ走りたいですね。

◆ありがとうございました。

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